Home 戻る


CHAOS;HEADのプレイ感想

雑談ページが4ヶ月も音沙汰無しなんで最近プレイしたノベルゲー、CHAOS;HEADの感想を書いてみました。
まぁ適当にサイト巡りしたところでは賛否両論というか終盤の展開が切羽詰まってるというかそんな感じですね。
確かに後日談のようなファンディスクは欲しいような気がします。
まぁ体験版を買って主人公の性格がどうしても受け付けないって方は買わない方がいいのではないかと思います。
ニトロプラスは基本的に人を選ぶのです。でもその個性の出る雰囲気が好きです。
案外終盤の展開は普通に見える気もしますが。
演出がしょぼいって意見もあるそうですが自分は結構サイコホラーっぽい気分を味わえて良かったと思います。
まぁキャラ別に感想とかを書いてみたいと思います。
ノベルゲームって事で基本は一本道ですが。声を基本全部聞いて15時間前後位かと思います。
ネタバレが混じってるのでプレイ済みの方か購入しない予定の方推奨。

西條拓巳

本作の主人公。
オタク。重度のオタクで駄目人間。終盤では覚醒しますが。
でもところどころで入る言葉には同感する部分も結構あるんだよねぇ。結構オタク的思考を研究してると思う。
寧ろこういうキャラの演技をするのも大変だろうな。この辺は流石声優といったところ。
人によってはかなり嫌悪感抱いてる方も多いそうですがこういうゲームに手をつける人は多かれ少なかれ拓巳みたいな箇所はあると思うのだけど。
重厚なストーリーがあるっていうゲームだって敷き詰めれば中二設定といえるだろうし。私はそんな設定も好きですが。
それに現実のヘタレオタクらしい行動とるんで自分は嫌悪とかは抱かなかった。いやまぁフィギュアやネットゲームには興味ないけど。
終盤では覚醒しますが本当に終盤ですね。七海がさらわれた時に覚醒しないのが現実的っぽい気もします。
確かに普通の主人公ならあそこで覚醒でしょう。でもいきなり試練を出されてあっさり生れ変われるような超人ではないと思うので自然な流れだったと思います。

にしてもこのゲームのテーマが妄想って事で彼の妄想力はピカ一です。
途中から現実と妄想のどちらが真実か判らないって辺りが面白いです。それが不快って方も多いようですが。
更にもっと早く覚醒して戦闘シーンを増やしてって方も多いそうですが体験版から見て戦闘メインの物語じゃない事は明白なんであれでよかったと思います。
こう少し考えるだけで人を選ぶ作品だとつくづく思います。

咲畑梨深

本作のメインヒロイン。
でも途中まではどういう位置づけか判りにくいキャラです。出会い方のせいで最初は主人公も怖がっていました。(まぁ当然だ)
でも途中からは正体が判らないながらも心の支えになっていきます。まぁ嘘はつかれてた訳だけど。
最後は世界なんたらよりも彼女を助けるためにノア?に挑んでいきます。
なんというか結構王道的ヒロインな気がします。結局最初の血まみれは妄想だったみたいですし普通な気もする。
彼女に殺されるエンドもあるんで明らかに将軍寄りだったとは思うけど。でも個人的には結構好きな方です。

蒼井セナ

ギガロマニアックスについて知識が詳しい人。
いわゆるクールで近寄りがたいタイプ。彼女みたいなタイプは戦ってるのが一番合ってるという通りディソードを振り回してる回数は多かった感。
ヒロインの中では一番知識は豊富だと思われる。まぁなんていうか説明役だった気もする。
過去の話は皆そうだが彼女もかなりトラウマになるような過去があります。
基本ディソードって心を壊さないと手に入らない気がするなぁ。

楠優愛

眼鏡の年上タイプ。
体験版では勝ち組だったがプレイし終えた頃は負け組と思われる人。
メインの出番は1章だけだった気がする。推理も的外れだし案外抜けてるかも。
それ以降は判さんと絡みます。主人公よりは明らかに絡んでる。
1章時点では二重人格っぽいところも見せたけど終わってみれば地味な役回りだったなぁ。

折原梢

口数のないロリタイプ。でも実際は心の中では幼児っぽい言葉で喋ってる。
拓巳じゃないけど三次元で居たら確かに引く。見た目は好きなんだけどなぁ。
実はヒロイン中一番心が病んでるんじゃないかと思われる。
喋りだすのが7章か8章辺りだったせいでいろいろと出番を食われた感がある。
他の方も言ってますがノベルゲーならこんなにヒロイン要らないよなぁ。

岸本あやせ

ボーカルでFESで電波少女。
最初から最後まで電波ではあったが言葉を言い換えれば正しい気もする。
ちなみに7人の黒騎士(ギガロマニアックス)を集めないとグラジオール(ノア?)を倒せないというのは彼女の妄想かと思います。
彼女もセナと並んでディソード始めの説明役みたいな感じがする。でも説明役ならセナ一人で足りる気もするが。

西條七海

主人公の妹。口がちょっと悪いけど兄の世話を焼いてくれる。
拓巳が不満なのはエロゲーとかを取り上げられたりでもしたのか?まぁ私もリアル妹はいますがこんな都合のいい妹はまずいまい。
でまぁニトロの妹キャラは酷い目にあうのが常なため心配していたところ矢張り酷い目にあってしまった。
死ななかっただけ良しと見るべきなのか。終盤は拓巳を除けば梨深と七海以外空気だったので優遇されてると見るべきか?
普通に可愛いと思えたキャラ。裏がない事もあるかも。スレ内でも人気っぽい。

三住大輔

怪しいと思いながらも普通の人間だった主人公の友人。
主人公の知り合い全てが事件に関わりがあってもアレなのでこういうキャラは必要だと思う。
主人公視点で見る分には普通にいい奴だと思う。三次元でも友人の一人や二人は必要だって。
まぁ多すぎるのは個人的にはアレだけどね。うん。

判安二

主人公とは別の場所で事件を追っている刑事。
いわゆる胡散臭いタイプ。最近胡散臭い刑事タイプが好きになってる自分。
でも最後はあんな事になってしまうとは。

諏訪護

判の部下。新人ながらそれなりに優秀。
途中から行動が妙になってきたと思ったら・・・。

グリム

拓巳のチャット仲間。
流石に拓巳が死に場所を求めていた時のチャットで気づいたがまさか正体が彼女だったとは。
基本ゲーム中はぼけ〜とやってるんで。

百瀬克子

下町のおばちゃん。
普通にいい人。なんか彼女にも下着パッチとやらが当てはまってたらしいね。

将軍

いろいろとネタバレな人。
味方だとは思ってたけどいろいろとやり過ぎな気もする。
まぁそれだけ時間が迫ってたということなのだろう。

星来オルジェル

どんどんうざくなってくる拓巳の脳内に出てくるアニメキャラ。
いわゆる拓巳の弱い心とでもいうべきだろうか。

個人的なヒロインの好き嫌い

七海>梨深>>セナ=あやせ>梢>優愛>>>>星来

その他

まぁヒロインが多いってのだけは同感ですね。
消化不良っぽいヒロインも多くなってしまったし。4人位が丁度良かったんじゃないかな。
拓巳がオタクから立ち上がる過程を書いている気もするんで個別ルートとかはなくてもいいと思うけど。
終盤の展開が早いというよりヒロインが多くて収拾つかなくなって早くなってしまったような感があると思います。
実際やってる間は面白かったですが終わってからはまだ物足りないよ〜って感じはしました。
でもまぁこれ以上ボリュームを増やしても蛇足になった気もするので難しいところです。それでも後日談位は入れても良かったと思うのだが。
で後は妄想トリガーの箇所でスキップが止まらないのは確かにまぁ面倒ですね。こればかりは改善して欲しかったです。
文句も多少ありますがファンディスクとかあったらまず買ってるかと思います。