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双子座のパラドクス プレイ感想

久々のゲーム感想。といってももうクリアしてから2、3ヶ月程経過してるんで、今回は短め。
コットンソフトさんのゲームになります。前作:終わる世界とバースデイに続いてこちらもプレイしました。

この先ネタバレ注意!








て訳で私の場合、ゲーム感想となるといつも長くなり過ぎる傾向にあるんですが、それは熱意あっての事です。
今回は正直そこまで熱意がないので、エピソードごと、ヒロインごとの感想はなしでざっくり行きたいと思います。
じゃあ書くなと言われそうですが、やっぱりお気に入りのゲームばかり紹介するのもアレかなと思うんで。
フリーゲームとかだと特に気に入らなければそのままスルーってのが大人の対応だと思いますが、エロゲである以上お金は払ってるんでこの位はいいでしょう。

まずキャラですが、はっきり言うとヒロインの個性が弱かったと思います。
メインヒロインにはツンデレ系の夏月、その妹の春月、ハラペコの蒼先輩、幼女のテスラが居るんですが、なんかどれも普通だなーってのが個人的印象。
というか一般的な萌え要素があってそこで終わってる感じです。
人気投票でも終わる世界とバースデイのヒロインに大差で負けてるのがキャラの印象の薄さを物語っています。
サブも一般的なヤンデレの玲佳と、これも普通のヤンデレだなって位の印象です。
特に大した理由もなく主人公(といっても今作では二人いますが)を好きになり、勝手に病んだという感じ。特に感情移入できるものもないなーって感じ。
今時個性豊かなヒロインが多く出るエロゲがある中、これでは個性が埋もれていくのは仕方ないかなと思います。

じゃあストーリーはどうかと言うと序盤はいまいち、中盤で結構盛り上がり、終盤はまぁ普通だったという印象。
キャラとは別にストーリーは決してつまらなくはないです。個人的には過去編が現代編と印象が違う事もあり新鮮味があって楽しめた感じ。
ただ過去編のヒロインであるテスラが最期まで典型的な幼女キャラだったのが残念ですけどね。
幼女を巡る兄弟の三角関係が今作の全ての元凶になっていくんですが、幼女相手にお前らって感じもします。
まぁそれでも第3の主人公のアルフレッドが所謂超尽す奴だったんでヒロインより好感が持てましたけどね。
兄のエドワードも作中でやってた事は外道だったんだけどヒロインよりは味が出たって感じがします。
そう考えると男キャラは結構印象残ってるかなって感じがします。
しいていえばアルにも救いが欲しかったなって思います。

ただ終盤がいともあっさり終わっちゃったんで尻つぼみ感はあります。
黒幕の学園長との戦いは総一サイドだけで終わってしまい、ナツや蒼が現代に戻ってくる頃には全て解決してしまっています。
それどころか総二サイドのラスボスは父親欲しさに他の世界の自分を殺そうとするヤンデレ的思考で蒼になってしまう始末。
先にそっちをやったからいいものの、総一サイドを先にプレイしてたら蒼ラスボスで物語が締めくくられる事になったので何か違うという感じはします。
最後のメリクリの正体もあっさりだったなって感じ。
最初は魂を分けられたアルじゃないかとも思っていたんですが、普通に総二だったんであ、そうで終わっちゃいましたね。

とまぁ文句が多い気がしますが、笑って笑ってすま〜いるの話は良かったかも。
結果的にエドがアルに教えたこれが、巡り巡って自分に帰ってくるっていうのは因果を感じます。
当時のエドは普通にいい奴でしたからね。玲佳のヤンデレはラスボスがヤンデレだという事の伏線だったのかもしれません。

て訳で今回はいつもに比べると短いですが、この辺が感想です。
終盤で言えば終わる世界とバースデイの方が上だけど、序盤はあっちも退屈だったんでどっこいどっこいかな。
でもキャラ的にはあっちの方が個性強いので終わる世界とバースデイの方が上かも。
まぁあっちはあっちで世界終末系のストーリーを望んだ人にとっては落胆する内容らしいですが。