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D.C.2 Dearest Marriage (ディアレストマリッジ) プレイ感想

毎度お馴染みD.C.2のファンディスク・・・と見せかけてD.C.3のネタばれも大量に入っています。
最終的に2と3の後日談的な意味合いが強いです。
ファンディスクといえばファンディスクなんですが、過去のいちゃいちゃしてれば終わりというファンディスクとは毛色が違うので、これからプレイしようと思ってる方は注意。
音姫のファンディスクだから音姫ばかり出るって訳でもなく、他のキャラも十分出てくるうえ、D.C全体の集大成的な意味が強いです。ていっても音姫とのいちゃいちゃライフが多いことは多いですが。
そんな訳で今まで主なD.Cシリーズを購入してきた人にとっては是非ともお薦めの作品になります。
反対にD.Cは1部しかやってないという人にとっては過去作のネタばれがあっさり出てきたりするため注意が必要です。特に3や3 P.Pの核心に迫るネタばれを含みます。
今作は1部、2部、3部に大きく分かれており、1部は最後の学生生活、2部は社会人になってから結婚まで、3部は結婚後となっています。

この先ネタバレ注意!









1部:Graduation days

本校3年3学期の最後の騒がしい学園生活がメインとなっています。
基本的に今までのD.C.2の雰囲気、展開に近い感じで過去のファンディスクに近い形になります。
D.C.2の雰囲気が好きな人にとってはお馴染みって感じで楽しめるかもしれません。
主に出番が多いのは音姫は除外するとして、ななか、杏、茜、杉並、渉辺りのいつものメンバーです。
このメンツは全体的に見ても3部以外は結構出てきます。
設定上小恋だけは本島生活になっているため1部終盤からしか出てきませんがそれ以降は他キャラと同じ頻度で出てきます。
卒業後、杉並の計らいで義之が音姫に告白し、友人達が仮の結婚式を開くところで1部完となります。

2部:Married life

仮結婚式から義之が社会人となり、音姫とのいちゃいちゃ生活を満喫しながら1年程経過する第2部です。
基本的には音姫とのいちゃいちゃが多くを占めますが、義之の就職先の同僚として委員長こと沢井麻耶が多く出てきます。
またその上司として水越先生が出てきて渉や杉並があまり出てこない分、この人が結構ギャグキャラとして活躍してくれます。
寧ろ水越先生は本編より目立ってるんじゃないでしょうかって程です。
2部は1年程が経過するため、春、夏、秋、冬、また春と音姫とのいろんなパターンのいちゃいちゃが続きます。
そして1年経過した辺りで我が嫁である芳乃さくらが帰還し、そこから本当の結婚式を開く流れになります。
さくらは相変わらずというか本編以上に騒がしいです。まぁこれがさくらだよね。
でも義之の結婚式をさくらが見る事が出来たため個人的には満足かな。
3部では念願の孫を抱く事も出来たしさくら大本命の私としては意外と感無量ですこのゲーム。
けど終わりの方で音姫というか葛城の一族の呪いの話が出てきてそこから3部の流れとなっていきます。

3部:Dear to・・・

3部は義之が芳乃家から別居し、音姫との間に娘の桜姫(ゆうき)を授かります。
基本的にこの桜姫の成長物語が主軸となります。
父親の義之と母親の音姫は当然として、祖母のさくらと叔母の由夢までこれでもかという位桜姫を可愛がります。
しかもみんな見た目が若いため傍目には誰が母親か分りませんね(笑)。
まぁさくらはある意味いつも通りなのでよしとしても義之の度を越した親馬鹿振りと姪にもかかわらず猫可愛がりする由夢は結構新鮮です。
そのせいで結果的にメインの音姫が一番まともというか普通な感じに。ある意味母親の威厳ともとれるかもしれませんが。
そんなゴタゴタ生活がなかなか楽しかったりするんですが、子供を産んだ事により音姫は少しずつ呪いにより衰弱してきてしまいます。
桜姫が小学生を卒業する頃、かつての大魔法使いの産まれ変わりである立夏に相談を持ちかける(ちなみにこの時に全体の家系図がはっきりしたりも)も既に時遅く音姫は亡くなってしまいます。
この時に流れる挿入歌:キミがいないが非常に心に残っています。私も歳とって涙腺が脆くなったかもしれません。
ですが立夏やさくらの影の計らいにより義之と桜姫は1年後に音姫と再開します。
けれど立夏曰くただの時間稼ぎであり、あくまで根本解決には至っておらず、義之は音姫を完全に救うために風見鶏に向かう事になります。
そして義之が風見鶏に向かうところでまさかのエンディングとなり、最後のCGが生還(したと思われる)音姫、義之、桜姫の一枚絵で幕を閉じます。

てな訳でどうやって解決したのか、それとも解決できなかったのかは割と曖昧なままで終わり、ある意味では希望のある終わり方で終幕します。
この終わり方をどう取るかは人によると思いますが、この呪は過去の清隆やリッカでもどうにもならなかった呪いであり、
それを義之が解決できてしまうのもかなり無理がある事なのであえてこういう終わり方にしたのかなと思います。
D.Cは割と昔からこういうところが結構厳しいです。結局叶わない事が結構多いといいますか。
ちなみにED曲はD.C.2本編のOP曲のアレンジとなっています。あぁこれで今度こそD.C.2は終わりなのだなと思える一曲です。というかD.C.3も終わりなのかもしれません。
今後はD.C.4が出来るかどうかは分りませんが、D.C.2の最後を締めくくるに相応しい終わり方だったかなと思います。
音姫好きかどうかは別にD.Cファンとしては楽しめた内容でした。