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Summer Pockets プレイ感想

今回はKeyさんのゲーム。
夏の時代に繰り広げられる小さな物語です。(あくまで私の感触です)

別にプレイ中の感触はそれ程悪くないんですが、正直この手のものはワンパターンな気もします。設定面は別にいいんだけど、話的な意味で。
過去作に似たようなものもありますしね。とはいえ別につまらないという程でもないです。
いつも通り、不思議要素は結構出てきますが、そこまでヒロインが天然だらけという印象でもないです。天然っぽいのは多いですが。
ちなみに私がプレイ中、一番熱中してたのがサブゲームの卓球だったりします。正直これだけで点数上げてもいいんじゃないかと思う程です。
ちなみにサブ要素は物凄く沢山あります。むしろそっちがメインなんじゃねと思う位です。ゲームをどれだけやり込んだのか示すパラメータがあるんですが未だ40%も到達していません。
後はBGMは相変わらずいいです。今もこれ書きながら聞いています。

て訳で共通ルートは変わった友人やヒロイン達と何てことのない日常を過ごすようなイメージですので、割愛します。
まぁ正直男友達と馬鹿やってたのが結構好きだったりしますが。
て訳で今回は普通にルートごとにサクサク感想を述べていきます。
順番は私が実際にプレイした順番です。

この先ネタバレ注意!
















蒼ルート

本作全体で関わってくる蝶・七影蝶についての説明がされるルートです。
ちなみにこのルート以外で七影蝶というワードは一切出てきません。てわけで最初にやっておくのが推奨なルートです。 話自体は昏睡状態で眠る蒼の姉である藍を起こすために蒼が頑張る話です。その話に七影蝶が関わっていきます。
蒼は話の都合上、寝てばかりの娘なんですが、感覚的にはノリのいい女友達なイメージです。女友達って結構キャラ作るのが難しいんだよね。
本作のヒロインは全員、主人公とはデフォで接点ないんで、恋愛関係になるには少しずつ育んでいく必要があるんですが、その過程はしろはルートの次にちゃんと書かれていた気がします。

細かい話は省きますが、藍が目覚めた後に蒼が昏睡してしまうという話は要らなかった気がします。
もちろん伏線はちゃんと示唆されており眠る展開になるのも予想は出来たんですが、蛇足な感じは否めないです。


紬ルート

灯台でヒロインの紬やおっぱい大きい静久とひたすら夏の思い出作りのために遊ぶ話です。
勿論それだけではないんですが、実際問題それがメインなんだから仕方ありません。
まぁもっと明確に説明すると、来るべく未来の別れを迎えて最高の想い出を、日常を謳歌する系の話です。
ちなみにその類の話は私はかなりの量を知っています。なのでこのタイプの話はとにかく日常シーンが楽しくなければプレイ側は展開自体は知っているんでだれてきます。
まぁ実際だれるという程でもなかったですが、まだ続くのかなーと思ってた感はあります。

紬はKey特有の変な口調と天然娘かなーと思って割と萎えてましたが、ちゃんと恋愛意識してたり、思ってたより可愛かったです。
なんだかんだ口調もプレイ中に慣れてきてしまうのだから慣れというか、さすが日常話作るの慣れてるなぁという印象です。
後、灯台の方のもう一人のつむぎちゃんについては、結局終盤の話でも触れませんでしたね。そこは不満っちゃ不満です。


鴎ルート

ヒロインである鴎と海賊船を目指す話です。が、実は的な話です。
紬ルートとは逆に、割とギミックが効いている話です。まぁゲーム全体から見ると話の重要度は一番低い気がしました。
鴎は割と掴みずらい性格だった気がします。割と主人公がそこまで恋愛感情意識しなかったヒロインでもあります。
結局ラストの鴎は何なのか、主人公が最後にとった選択によってどうなったのか、最後が一番ぼかされてるルートでもあります。
この展開で明確にハッピーエンドにするのが難しかった印象を受けます。


しろはルート

メインヒロインであるしろはと、少しずつ交流して打ち解けつつ、最後に告白して終わる話です。
別の見方をすれば、しろはには不吉な未来を見る力を持っており、その未来を変えるために奮闘する話でもあります。
それによって、しろははぼっち体質になってしまったという流れがあるのですが、それも少しずつ改善されていきます。
しろはは最初は好感度最低というかマイナスから始まるのですが、少しずつ打ち解けていくのが見てとれるので好感度が少しずつ上がっていくのが良く分かるのが好印象でした。
後はしろはの祖父が滅茶苦茶強そうなんですが、この爺さんもなかなか不器用な男で、割と不器用な主人公と勝負したりもします。
というか書いてる間に思い出しましたが、主人公の過去での水泳部のトラウマについて一番真面目に書かれてるルートでもあります。(割と他のルートではあっさり流されます)

ヒロインのしろはについては、序盤はコミュ障のイメージですが、進めていくうちに結構逞しい少女であるというイメージを持ちます。
そして4ルート後に現れる終盤ルートより、彼女の魅力は更に膨れていきます。
具体的にどう膨れていくかはプレイしていく中で自身で感じてください。
メインヒロインとしての貫禄は十分でした。なんだかんだプレイ中にヒロインで一番のお気に入りになっていきました。


終盤のあれとあれ

敢えてここの感想は今回は避けます。
もちろん話して説明する事は出来るのですが、説明をしただけでは、またその手の話かよとしか思わないでしょうし。
Rewriteの時は理屈面が強かったので長々と記述しましたが、今回は自身が感じたものが全てと思います。

最終的なヒロインお気に入りは、しろは>紬>蒼>鴎 です。
鴎は最初は一番お気に入りだったんですが、いつのまにか一番後ろになってました。でも全員そんなに差はないです。どの娘も魅力的でした。
ちなみにエロゲではないので18禁シーンはありません。正直野暮というものです。